朝に温かい飲み物を入れるのが、いつの間にか「入れただけで満足する習慣」になっていました。
子どもを起こして、朝ごはんを出して、洗濯機を回して、連絡帳や持ち物を確認して、自分の身支度もする。平日の朝は毎日だいたい同じ流れなのに、なぜかいつもバタバタします。
そんな中で、私はよくタンブラーにコーヒーや白湯を入れていました。最初は「今日はちゃんと飲もう」と思っているんです。
温かいうちに飲めたら少し落ち着けるし、午前中の疲れ方も違う気がしていました。
朝にタンブラーの飲み忘れが増えていた
でも実際は、ひと口飲んだかどうかくらいで、そのまま家事に戻ってしまうことがほとんどでした。
気づいたら、タンブラーがどこにあるか分からない。ダイニングに置いたつもりなのにキッチンにあったり、洗面所に行く前にリビングの棚に置いていたりします。
探している間にも子どもに呼ばれて、結局そのまま忘れる。ふと見つけたころには、飲みたいタイミングをすっかり逃していました。
冷めた飲み物を見つけたときの、あの少し残念な気持ちが地味に嫌でした。
自分で入れたのに、自分で飲めない。たったそれだけのことなのに、「今日も自分のことは後回しだったな」と感じる瞬間でもありました。
飲み忘れの原因は保温力だけではなかった
最初は、もっと保温力のあるタンブラーを買えばいいのかなと思っていました。
でもよく考えてみると、私の場合は保温力だけの問題ではありませんでした。
飲み物を思い出せないこと。フタを開けて飲むという小さな動作が面倒になっていたこと。
この2つが、飲み忘れの原因になっていたんだと思います。
そこで見直したのが、タンブラーそのものと置き場所です。
ストロー付きタンブラーにしたら飲むハードルが下がった
まず、家の中で使うタンブラーは、ストロー付きやワンタッチで飲めるタイプの方が向いていると感じました。
朝の家事中は、両手でフタを回して開けるだけでも、意外とハードルになります。
洗濯物を持っていたり、子どもの持ち物を確認していたり、手が完全に空いているタイミングの方が少ないからです。
ストロー付きのタンブラーにしてからは、立ったままでもひと口飲みやすくなりました。
洗濯機のスタートボタンを押したあと、キッチンに戻ってストローでひと口。朝食の食器をシンクに運んだあとに、またひと口。
たったそれだけなのに、「飲むまでの面倒くささ」がかなり減りました。
家事の合間にサッと飲みたい人は、ストロー付きやワンタッチタイプのタンブラーを選ぶだけでも続けやすさが変わります。
タンブラーの置き場所を3か所に絞った
次に見直したのが、タンブラーの置き場所です。
以前は、なんとなく空いている場所に置いていました。キッチンの端、ダイニングテーブル、リビングの棚、洗面所の近く。
そのときは「ここに置いた」と思っていても、朝は次々にやることが出てくるので、数分後には忘れてしまいます。
そこで、タンブラーの“定位置”を作ることにしました。
私が決めたのは、キッチンの作業台の端と、ダイニングの自分の席の近く、洗面所に向かう途中の棚。この3か所だけです。
完全に1か所に固定するのは難しかったので、「置いていい場所を3つに絞る」くらいがちょうどよかったです。
小さなトレーでタンブラーの定位置が分かりやすくなった
さらに、キッチンの端には小さなトレーを置きました。
そこをタンブラー専用の駅みたいにしたんです。トレーがあるだけで、「ここに戻す場所」という感じが出ます。
タンブラーだけでなく、朝に使うリップや小さなメモも一緒に置けるので、家事中に目に入りやすくなりました。
マグネットトレーや滑りにくい小さなトレーを使うと、冷蔵庫横やキッチン周りにも定位置を作りやすいです。
タンブラーを探す時間が減るだけで、朝のストレスはかなり軽くなります。
朝の家事に飲む合図をくっつけた
もうひとつ効果があったのが、朝の家事に「飲む合図」をくっつけることでした。
わざわざ休憩時間を作るのではなく、毎朝すでにやっている行動のあとに、ひと口だけ飲む。これだけです。
最初に決めたのは、洗濯機のスタートボタンを押したらひと口飲むことでした。
朝、洗濯機を回すのはほぼ毎日のことなので、ここにくっつけるのが一番自然でした。
次に、朝食の食器をシンクに運んだらひと口。子どもに「靴下はいた?」「ハンカチ入れた?」と声をかけたあとに、できればひと口。
そんなふうに、すでにある朝の流れの中に水分補給を混ぜていきました。
飲み忘れ対策は完璧を目指さない方が続いた
ここで大事だったのは、完璧にやろうとしないことです。
毎回必ず飲めなくてもいい。忘れる日があってもいい。
飲めたらラッキーくらいの気持ちで始めました。
そうしないと、ただでさえ忙しい朝に「またできなかった」と自分を責める材料が増えてしまうからです。
始めてみて分かったのは、飲み忘れ対策は意志の強さではなく、仕組み作りなのだということです。
ストロー付きタンブラーで飲むまでの手間を減らす。トレーで置き場所を作る。洗濯機や食器片づけのあとにひと口飲む。
どれも小さなことですが、組み合わせるとかなりラクになります。
ストロー付きタンブラーで朝の飲み忘れが減った
以前は、家を出る直前にタンブラーを見つけて、「あ、全然飲んでない」と思うことがよくありました。
温かい飲み物を入れたのに、ほとんど減っていない。それを見ると、なんとなく損したような、もったいないような気分になっていました。
今は、家を出る前に残量を見て「あ、今日は半分くらい飲めてる」と思える日が増えました。
全部飲み切れなくても、朝のうちに何度か自分のために手を伸ばせたことが、少しうれしいです。
不思議なことに、たったひと口でも気分が変わります。
温かいものを飲むと、肩の力が少し抜けます。急いでいるのは変わらないのに、口の中が潤うだけで、頭の中の慌ただしさがほんの少し落ち着く感じがあります。
子どもに声をかけるときも、前より少しだけ余裕を持てる日が出てきました。
毎朝うまくいかなくても戻しやすくなった
もちろん、毎朝きれいに回るわけではありません。
子どもが急に「体操服がない」と言い出す日もあるし、洗濯物が多すぎてそれどころじゃない日もあります。
自分の準備が押して、結局バタバタのまま出る日もあります。
それでも、タンブラーの飲みやすさと置き場所を見直してからは、飲み忘れたとしても立て直しやすくなりました。
次の合図で飲めばいいと思えるからです。
まとめ:朝の飲み忘れ対策は仕組みを作ると続きやすい
朝の飲み忘れ対策は、大げさなことをしなくてもいいと思います。
まずは、飲みやすいストロー付きタンブラーを選ぶ。次に、置き場所を決める。そして、毎朝必ずやっている家事のあとに、ひと口だけ飲む。
この3つだけでも、「また飲めなかった」が少しずつ減っていきます。
私にとってタンブラーの中身を飲むことは、ただの水分補給ではありませんでした。
自分のことを完全に後回しにしないための、小さな確認のようなものだったのだと思います。
家族の準備をしながら、自分にもひと口。家事を進めながら、自分にもひと口。
それくらいの小さな習慣でも、朝の疲れ方や気持ちの余裕は少し変わります。
完璧じゃなくていいので、まずは明日の朝、タンブラーの置き場所をひとつ決めて、いつもの家事のどこかに「ひと口」を置いてみるのがおすすめです。


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